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名古屋市交通局BLA形 ・BLC形 

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■実車解説■

【1200形】

1927年3月登場、名古屋市電初の半鋼製低床ボギー車である。

BLA(Bogie Low-floor A type)形電車として竣工し、のちに1200形と番号を与えられた。

輸入したドイツAEG製の電動機を装備し、日本車両と東洋車両にて10両が落成した。

戦時中に2両(1202・1203)が被災し廃車となったため、末尾番号車(1209・1210)が改番して2代目となっている。

半鋼製車両として最初期の車両であるため非常に重く、加速も鈍かった。

一部は下之一色線配備となり、ワンマン改造を施され活躍。

しかし長くは続かず、花電車となった2両を除き1967年全廃。

全廃直前の63年に4両が豊橋鉄道へ譲渡され700形(後に3700形)として活躍。

1994年にはエバーグリーン賞を受賞。2007年3月、最後の3702号車が勇退。

活躍期間は実に80年であった。

現在は豊橋市こども未来館にて保存され、同形式唯一の保存車となっている。

​戦後の日車標準型の一つとなり、函館市電500形等に設計が転用された。

【1300形】

1929年7月登場、名古屋市電では最大長のボギー車である。

BLC(Bogie Low-floor C type)形電車として竣工し、のちに1300形と番号を与えられた。

その大きすぎる車体故、登場初期は仕様区域が限られていたが、輸送力の向上に貢献した。

しかし、利用客の減少やワンマン運転の開始で次第にラッシュ時での運用に限られてゆく。

1969年から廃車が始まり、事業車両扱いとして残った3両も含め1971年1月全廃。

ラストナンバーであった1316が藤が丘の市電展示場にて保存されるも閉鎖と共に搬出。

他の保存車と共に愛知県某所にて放置され解体。現存せず。

​なお、一部車両が800形と共に漁礁として転用された。

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■PI解説■

​BLA・BLCの2両セット

ライト・室内等点灯

集電装置上下

各系統板装備

選択式広告

ドア非稼働

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